福永の策略に定時に帰れなくなり、それがきっかけですれ違いになって諏訪との婚約も解消。
最悪の事態になった結衣。昭和・平成の古い価値観と新しい価値観がせめぎあう...。
火曜ドラマ『わたし、定時で帰ります。』最終回10話のネタバレあらすじ＆感想をお送りします。
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火曜ドラマ『わたし、定時で帰ります。』最終回10話のあらすじ
https://youtu.be/DipXMAMabbU
巧（中丸雄一）に「結衣ちゃんとは結婚できない…」と告げられ、途方に暮れる結衣（吉高由里子）。
そんな中、外注先が倒産し制作４部のメンバーは窮地に陥る。さらに「星印工場」から呼び出された晃太郎（向井理）は契約を進める条件として、福永（ユースケ・サンタマリア）を案件から外すことを要求される。
その事を聞いた結衣は、ついに福永と対決するが…果たして結衣はチームを守ることができるのか？定時の女が最後に選ぶ、新時代の働き方とはーー、そして巧との関係、晃太郎との恋の行方は？
火曜ドラマ『わたし、定時で帰ります。』最終回10話のネタバレ
今までのあらすじ
東山結衣（吉高由里子）は要領よく定時に仕事終え私生活を大切にするタイプ。
結衣は残業のため心身を壊し、婚約者種田晃太郎（向井理）は仕事中毒のため婚約を解消した過去があったからだった。
同じ価値観の諏訪巧（中丸雄一）との交際も順調で、同居もはじめ、後は籍を入れるばかりだった。
結衣は仕事中毒の株式会社ネットヒーローズ制作4部の面々と向きあい、定時に帰る仕事の取り組み方を感化してきた。
ところが部長の福永清次（ユースケ・サンタマリア）が星印飲料の仕事を赤字必至の格安で引き受けてしまったことで、制作4部の負担が急増する。
当初チーフを任された賤ヶ岳八重（内田有紀）が義母が倒れたため夫の実家に行くことになり、それを認めてもらう条件でチーフを交代した。
福永はさらにキャンペーンサイトも引き受けており、社内で禁止されているサービス残業は必至となった。だが、制作4区の一人一人と面談して、メンバーはやる気になってサービス残業モードに染まっていく。
管理の鬼・石黒にファミレスで集まって残業する姿が目撃され、社内で残業させるため結衣はやむなく残業をするようになった。そのため諏訪とすれ違いが続き、とうとう婚約解消を言い渡され、諏訪は部屋を出て行った。
賤ヶ岳の帰還・それぞれの本音
諏訪は結衣が残業続きの時に、同僚女性と肉体関係を持ち、そんな自分が許せなくて別れを決意した。
そんな折、福永が新たに持ち込んだ仕事の発注先が倒産。
吾妻徹（柄本時生）は発注先の不穏な様子を察しながらも結衣に黙って仕事を進めていたのだった。
そんな折、義母の介護のため夫の地元にいた賤ヶ岳がもどってきた。義母は東京の病院に転院させて介護を続けることになった。
賤ヶ岳の顔を見るや結衣は隠していた感情が爆発、涙ながらに諏訪との別れをぶちまける。
上海飯店での八重と王丹（江口のりこ）のアドバイスで、諏訪ときちんと話をして別れると決めた結衣。諏訪と出会った頃は、結衣は種田と別れたばかりだった。
諏訪は種田の対抗意識から結衣に合わせてムリして定時に帰るライフスタイルにしていたと聞かされる。
結衣はしばらく実家に戻って、今の仕事を済ませて、生活を仕切りなおすことにした。
一方、星印の新しい担当はかつて福永の会社が原因で経営破綻した会社だった。福永の会社は種田が去った後、急激に仕事のクオリティーが下がり不信感を持たれていた。
福永を担当から外すことを要求された。
結衣は福永にそのことを話すと、福永は会社経営も人を動かすことにも能力がないと自覚しながら、喰っていかざる得ないのでもがきながら仕事している窮状を吐露する。
会社経営が失敗したがために家も売り、妻子にも去られ、孤独な生活をしていた。
福永もまた社会のシステムの犠牲者だった。
帰りたいけど帰れない
福永が手を引いても星印の仕事は終わらない。
結局、仕事のしわよせは種田にかかっていた。
種田はろくに家にも帰らずに仕事に没頭しているが、限界が来ているのは目に見えていた。
種田の弟・愁（桜田通）から電話があり、種田を残業地獄から救えるのは結衣しかないと諭される。
種田は他人の期待に答えることが自分の存在意義だと思っていた。
弟の目から見たら、種田はそこまで強くないと言う。
納期まであと5日に迫った。
毎日終電帰りの結衣。
父の天塩にかけた部下が仕事中に突然死していた。
父も仕事の命の人間だったが、仕事に命かけられて幸せだとは思わなかった。
父も責任の中で帰ろうにも帰られなかったのだ。
結衣は自分だけが定時に帰られればよかったが、みんなが定時に帰らない状況は変えなければならないと思った。
父は1番偉い人に結衣の思いをぶつけて見ろとアドバイスした。
社長に直談判
結衣は早朝に公園でウォーキングする社長に直談判。
社長は結衣の理想とする仕事場環境を作るように改革をしてきた。
だが、誰も休もうとしないと嘆く。
結衣は働いている仲間は不安に苛まれていると伝えた。
認められたい。必要とされたい。人生の寂しさを埋めたい。
「自分が不幸になりたくて働く人なんていない。みんな幸せになりたくて仕事している」
と言う。
結衣は社長に管理の鬼・石黒良久（TKO・木下隆行）のサポートを要請した。
それでも帰らない種田
石黒はかってその仕事の早さで社内で知らないものがいない猛者だったが、身体を壊してしまった。
結衣と賤ヶ岳の上司だった。
木下の協力で仕事は急激に効率アップした。
種田は仕事が終わるまでは帰らないと言う。
結衣も頭痛がしても市販薬で我慢し、休憩といいながら別室で残業するようになっていた。
タイピングしている時についに天井が回りはじめて、意識が遠くなった。
限界
種田が結衣を発見して、結衣は病院に運ばれた。
1日半眠っている間に、納品完了していた。
社長は納品の際に過重労働を強いる取引先はいらないと言い、追加請求も行っていた。
種田はずっと仕事を放って、ずっと結衣に付き添っていた。
ずっと目を覚まさない結衣に、自分が過労で倒れた時の結衣の気持ちを理解できたのだった。
そして復活
仕事が終わってようやく上海飯店で打ち上げ。
結衣は意識を失った時に額に三針に縫ったため烏龍茶に、結衣以外はビールで乾杯!!
福永はリモートワーク推進のリーダーになった。
福永は元気を取り戻し、
チームに「頑張ろう!!」
と気合を入れた。
メンバーの一人はがんばらなくていいんじゃないですかと言った。
賤ヶ岳は在宅ワークも視野に入れた。
自分は一人がいいみたいだと言う諏訪と笑顔で別れた。
種田は結衣に一緒にマンションを借りて住もうと提案した。
結衣は
「前向きに考えさせていただきます」
と言い2人は上海飯店のビール半額の時間に間に合うように走るのだった。
火曜ドラマ『わたし、定時で帰ります。』最終回10話の感想
日曜劇場の「集団左遷!!」は最後まで頑張ろうと言い続け、「わたし、定時に」は最後までがんばらなくていいんじゃないと言い続けました。
両者一歩も譲らないままでした。
結衣の言った「わたしのために会社がある」という言葉が印象的でした。
仕事もプライベートも幸せになれる社会になればいいですね。
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