3年A組もいよいよ最終回。
今回で全ての謎があきらかに！そして一颯の運命は......？
日曜ドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』の最終回10話のネタバレあらすじ＆感想をお送りします。
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日曜ドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』最終回10話のあらすじ
https://youtu.be/LRShyorN_sY
一颯（菅田将暉）が、郡司（椎名桔平）を人質に取り、マシンガンを突き付けて校舎の屋上に現れた。世間の人々はこの一颯の凶行に注目する。とある街角、とある店の中、とある家で、この事件の行く末を見届けようとする。そして、翌朝の８時にマインドボイスのライブ中継にて全ての真相を話す……と語った瞬間、一颯の胸に銃弾が突き刺さる。
果たして、この物語の最後に待ち受ける本当の衝撃的展開とは――。
本作が目掛け続けたこと、伝えたいこと、その全てが詰まった最終回。
一颯が、一颯を取り巻く人物たちが、立ち向かおうとした相手は誰か――。
彼が「変わってくれ」と願ったその意味とは何か――。
これまでの謎がすべて解き明かされ、そして一つの「目的」に集約されていく。
3年A組が迎える運命の10日目。是非皆さんご一緒に見届けていただければ。
日曜ドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』最終回10話のネタバレ
今までのあらすじ
魁皇高校3年A組の担任の美術教師柊一颯（菅田将暉）は卒業式10日前に突如クラスの生徒全員を人質にとって立て籠もった。
一颯の目的は、自殺した景山澪奈（上白石萌歌）の死の真相を探ることだった。
毎日ひとつ生徒たちに課題を出して行き、そこから澪奈がなぜ死んだのかを一つ一つ追求していった。
澪奈は全国水泳大会で優勝したほどの有望選手だったが、ドーピングしたというフェイク動画がSNS・MindVoiceで拡散されていく。
フェイク動画は半グレ集団が制作したもので、それを依頼したのは魁皇高校所属の全国的に有名なカリスマ教師・武智大和（田辺誠一）だった。
武智は国会議員の息がかかった豪翔大学に生徒をスポーツ推薦で送り込み、多額の謝礼を受け取っていた。
澪奈はその秘密を知って、武智の悪事を公表すると訴える。
そこで、武智は澪奈を陥れることを企んだ。
武智は以前赴任していた咲宮高校でも、推薦入学の悪事を同僚・相良文香（土村芳）に知られ、文香を生徒とラブホテルに行くというフェイク動画を拡散させ、文香を退職に追い込んだ。
文香はそのまま心を病んで引きこもるようになってしまう。
文香の恋人だった一颯は武智の悪事を暴くために、魁皇高校に赴任。
スーツアクターを目指していた一颯は、膵臓がんがみつかり余命宣告を受けていた。
残りの命を、文香の潔白を証明するために使おうと誓った。
武智を有罪とする決定的な証拠を見つけられなかった一颯は、澪奈の死んだ日に武智が一緒にいるフェイク動画を作って、武智の自白を誘導。
そして今度は一颯に罪があるように仕向け、一颯は凶悪犯というイメージがマスコミにネットに広がっていった。
そんな中一颯は屋上に姿を現した。
SITの銃撃を受けた一颯は倒れてしまった。
澪奈の死の真相
一颯は防弾チョッキを着ていたため無事だった。
そして翌日の朝8時にSNSの動画で発信し、ことの真相の全てを打ち明ける。
そのころ茅野さくら（永野芽郁）は澪奈を殺したのは自分だと打ち明けた。
澪奈の自殺した時、ビルの上に一緒にいたのだ。
さくらは澪奈が手紙で送った絶交を告げる言葉は澪奈のSOSだと感じていた。
それを知り澪奈を他の生徒たちと同調して無視したのを澪奈に詫びる。
でも澪奈はさくらの気持ちは察していた。
澪奈はSNSの誹謗中傷に耐えられなくなっていた。
「もうみんなが敵にしか思えないの。このままだと壊れ帳お。楽にさせて」
飛び降りる澪奈の片手を必死に掴んださくらだったが、力つきて澪奈の手を離してしまった。
さくらは一颯の行動で自分の罪は消えないと思っていた。
生徒たちは一颯が事件の真相を話したら、飛び降りるつもりなのだと考え、屋上に上がろうとする。
生徒と郡司は協力して階段の瓦礫を片付けた。
郡司に頼まれた宮城遼一（細田善彦）は文香を学校へ呼び出した。
そこへSNSで自分の犯行を拡散され誹謗中傷を受けた武智が現れる。
武智は心が病んで被害妄想のようになっていた。
校長・市村浩一（ベンガル）は教師たちは武智の味方だと言った。
今できるのは罪を償うことだと言った。
武智は文香に取り返しのつかないことをしたと謝った。
一颯は予告どおり、SNS動画中継で真相を告白する。
一颯が屋上で話をしたのは、本当に澪奈を殺した犯人に話をするためだった。
そして、一颯は澪奈を殺したのはSNSだと言う。
フェイク動画は1次災害で、本当に澪奈を追い詰めたのは2次災害のSNSの誹謗中傷だと言う。
澪奈は誹謗中傷で心を病み、誰もが自分の悪口を言っている幻聴を聴くようになっていた。
一颯が事件を次々起こして、社会を翻弄してきたのは、いかに表面的な情報で見方が変わっていくのを、明らかにするためだった。
「俺はお前らの愚かな行動をあぶり出すためにこの事件を引き起こしたんだよ」
「おい、そこの周りに流されて意見を合わせることしかできないお前に言ってるんだよ。お前ら景山のことなんにも知らねえだろう。大して知りもしねえのに何であんなに叩けるんだよ。その自覚の悪意が澪奈を殺したんだよ」
生徒の一人が言った。
「先生怒っている」
郡司は
「いや、これは祈りだ」
と答えた。
「他人に同調するより、自分を律して磨いて作っていくことの方が大事なんじゃないか？」
「その目も口も手も、誰かを傷つけるためにあるわけじゃない、誰かと喜びを分かち合うために、誰かと幸せを噛みしめるためにあるんだろう。
もっと人に優しくなろうぜ、もっと自分を大事にしようぜ。」
「俺の言葉がどれだけ届いているのか。でも誰か一人でもいい、感情に任せて放った言葉がどれだけ人を傷つけるか、どうかあなたに届くように。聞いてくれてありがとう。Letts think」
「この瞬間を持って俺の授業は完結する」
一颯は言い終わると屋上から落ちていった。
いち早く屋上に来たさくらが一颯の腕を掴んだ。
澪奈の時のようにならない。今度は絶対に手を離さない。
離れようとする一颯の手を甲斐隼人（片寄涼太）が掴んでいた。
「絶対に死なせねえぞ」
屋上に上がった男子生徒たちが一颯を引っ張り上げた。
一颯はさくらを澪奈が殺した罪悪感から解放させるために仕組んだものだった。
そして一颯は郡司に手錠をかけられた。
事件のその後
一颯はその後、1年間の闘病の末に亡くなった。
3年後の追悼の日。さくらは一颯の遺影に向かって言った。
「あの10日間は私にとって青春でした」
そして今日も誰かがSNSで誹謗中傷の言葉を書き込もうとしていた。
だが、その指は止まり削除ボタンで言葉はかき消された.....。
日曜ドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』最終回10話の感想
全く先の読めない展開のドラマ。
そのドラマの毀誉褒貶の展開自体がこの作品のテーマでもあったようです。
SNSコミュニティが主流になった現代に若者の心をガッチリ掴んで、ラストの柊先生の言葉は語りつがれる名作になったのではないでしょうか。
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