さて今回は、俊吾さんがイメージだけでなく、ドラマの中で始めて本格的に幸子と絡むようです。
ドラマに進展があるのでしょうか、それとも・・・・・・
第四歩「マグロと愛と幻と」のネタバレあらすじ&感想をお送りします。
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『忘却のサチコ』4話のあらすじ
幸子(高畑充希)と編集長(吹越満)は葬儀のため港町・三崎を訪れていた。編集長と漁港を歩いていると漁師姿の俊吾が…!?
俊吾をとっさに追いかけ走り出す幸子だったが見失ってしまう。幸子は「きっと幻…」と俊吾を忘却するために漁港のご当地グルメを食べることに。
しかし、再び幸子の前に俊吾そっくりの漁師が現れる。その漁師は「石井」と名乗り、自分は俊吾じゃないと言い張るが、幸子は「もしかして、俊吾さんは記憶喪失…?」と疑ってしまう。
幸子のただならぬ気配を心配した石井はとある料理店に連れていく。
なんと、石井の妻を名乗る愛美(木下あゆ美)と対面することに…!?
傷心した心を癒す、マグロの町・三崎ならではの忘却グルメとは?
果たして、俊吾さんは記憶喪失なのか!?
【実写ドラマ】『忘却のサチコ』4話のネタバレ
ある日の日、中学館文芸部編集部員・佐々木幸子(高畑充希と)と編集長・白井智昭(吹越満)は三崎の港にいた。小説家渡部創一の妻の葬儀にかけつけたのだった。
幸子は両手に荷物を一杯抱えていた。渡部の妻の棺に渡部の著作全てを入れようとしたが葬儀社の人に止められて、全部持ち帰った。
「私残って葬儀のお手伝いをした方がいいのではないでしょうか?」
二人はこれから東京へ戻るようだ
「いや葬儀の手伝いは担当の橋本玲奈(逢沢りな)がやるから大丈夫だ」
渡部の好みは橋本のような巨乳のゆるふわ美人で幸子とは全く違うタイプだった。渡部はどこの出版社も自分の好みの担当をつけておりみんな同じタイプになるのだそう。亡くなった妻がまさしくそうで、
「君と同じタイプの女性を見るとうれしくなる」
と言っていた。
人ははじめて好きになった人の面影を追い続けると編集長は言った。
海が見えるラウンジでコーヒーと一緒に編集長が幸子に手渡したのはマドレーヌの中にごろっとマグロの赤身が入っている「マグレーヌ」だった。
三崎はマグロが名物だった。
「マグロ丼食べに行くか」
と編集長はマグロ丼の店を事前に調べていたようだ。
忙しくて昨晩から何も食べていなかった幸子が目をしばしばさせると、ふと通りかかった漁師の顔を見て驚いた。
「俊吾さん!」
漁師姿の俊吾(早乙女太一)が歩いていた。
思わずターミネーターのように走り出す幸子。
編集長の声も聞こえなかった
「おい、佐々木どこに行くんだよ!」
思い出した空腹。出会ったのはマグロのB級グルメ
俊吾を見失って、冷静に考える幸子。
「俊吾さんが魚を抱えて歩いているわけがない。幻だ」
落ちつくために何か食べ物を食べなくてはいけないと思った幸子は商業施設の中で中華まんとコロッケと串揚げを購入。
「まずはマグロの中華まん。ふわっふわっ。アツアツな柔らかな生地に感じるほんのりとした甘み。見た目も食感も肉まんに似ているけど、口の中に広がるのは間違いなくマグロ」
「ご当地B級グルメ、侮れないわ」
「次はマグロコロッケ。ほくほくとしたジャガイモの中にマグロの大きな塊が。サクサク。下味もしっかりついていてソースなんていらない。食事のメインキャストになる」
串揚げを食べようとした時、編集長が幸子をみつける。海を歩く二人。
「久しぶりの海。俊吾さんと来たかった」と思う幸子の脳内に俊吾の面影がよぎる。
幸子が持ってきた荷物の中に渡部の最新刊「椰子の下で候」があった。本のキャッチコピーは
「記憶は無くしても愛は無くさない」だった。
椰子の実に頭をぶつけて記憶喪失になる侍の話だ。
「そんなことありえるんですかね」と幸子。
編集長は
「大きなショックを受けて一時的に記憶喪失になることもあるそうだよ」と言う。
そこへカップルが写真を撮って欲しいと言って来た。引き受ける幸子は望遠レンズ越しに俊吾をみつけた。カメラを編集長に押しつけ幸子は走り出した。
俊吾の背中を追って、立ち入り禁止の区域まで踏み込んだ幸子。
「失礼ですがお名前を」
「俺は漁師の石井和男ってもんだけど」
間違いなく姿は俊吾だ。
渡部の小説のように記憶喪失なのではと疑うが、
「なに訳の分かんないこと言っているんだ」
と言って要領を得ない。
立ち去ろうとする、幸子はロープに足をとられて倒れそうになった瞬間、和男が手を掴んで助かった。
連れらた先で出てきた忘却メシは『マグロ丼』
幸子の様子が何かおかしいと思って和男は「くろば亭」に案内する。休憩中で寝ている大将(泉谷しげる)をたたき起こし、
「この子に何か食わしてやってくれ」
「愛想悪いけど、元漁師の料理人で味は絶品だから」
和男は大将に幸子が海に飛び込もうとした。海で自殺されると漁ができなくなるから料理で励ましてやってくれという。
店を出て行く和男に幸子は
「私の名前は幸子です。幸子と言う名前で何か思い出しませんか」
「懐かしいな」
と言い店を出て行った。
入れ違うように入ってきた女性・愛美(木下あゆみ)が和男の妻だという。
和男が三崎にやってきたのはちょうど俊吾が失踪した次期と重なる。
記憶喪失になった俊吾を解放しているうちに恋仲に——という妄想が幸子の中で広がる。
往年のドラマ「新夢千代日記」の吉永小百合さんと松田優作さんのようです。
「悲しい時はおいしいものを食べるといいんだよ」
言っている口癖も俊吾と同じだ。
「ホーキング博士によって宇宙人の存在も証明されたし、マグロのスイーツだってある。記憶喪失が現実にあったっておかしくない。でも今彼は幸せそうだ。そんな彼が記憶を取り戻していいのか」
葛藤する幸子。もうすっかり俊吾さんだと思い込んでいる。
そんな時に大将が「三崎のマグロ丼定食」を持ってくる。
「どうやって食べれば?」たずねても
「好きに食えよ」とそっけない。
幸子はタレにわさびをまぜて丼前面にかけ回した。
マグロ丼の表面を見て
「なんてツヤツヤしてきれいなの」
まずはマグロから
「甘い。口の中に甘さが広がる。マグロがこんなに甘いとは知らなかった。脂ののり具合も最高」
「自家製のタレがマグロのうまみを引き立ててます。大将、匠の技が光ってます」
「今度はごはんと一緒に。うーん。ご飯とマグロの相性抜群。箸が止まらなくなる。マグロとご飯をベストのタイミングで口の中に入れる幸せ。丼物だからなせるわざ。マグロ丼最高!」
次はあら汁。
「なんてコクなの。味噌に溶け出した魚のうまみが一気に流れ出してくる。いろいろなお魚のだしが絡み合って相乗効果でうまみが何十倍にもなっている感じ」
大将がマグロのかぶと煮を出してきた。
「こころいじゃ、余っちまったマグロの頭をかぶと煮にするんだ。作り方や味付けはうちごとで違うんだ。これは俺のおふくろの味だよ」
「漁師町の家庭料理。何? この皮の食感。プルップル。今まで味わったことのない感覚。ちょっぴり甘辛味が身までしっかり染み渡っていて、お箸が止められない。プルップル最高。甘辛最高。これが漁師さんたちの身体を作り上げてきた家庭の味なのね」
「余すところなくおいしい海の王様マグロ。あら汁のたくさんの魚たち。海の幸の豪華共演。きらびやかな味が体中に染み渡っていく。お箸が止まらない。もうどうにも止まらない」
「ありがとうマグロ。ありがとう魚たち。ありがとう大海原」
またまた幸子は美食の恍惚の境地に浸り、一瞬の忘却を得た。
幸子が会計をしようとしても大将は金を受け取らない。「俺は休憩中なんだ。休憩中は金を受け取らない。うまかったか?」
「はい、心なしか世界がはっきり見えた気がします」
「あら汁な毎日味が違うんだ。その日その日にとれたものを入れているから二度と同じ味は作れないんだ。今日だけの味だ。だから昨日のことなんか考えたって意味ねんだよ。人間はよ今日のことと、明日の天気のことだけ考えてりゃいいんだよ。いつまでも消えた男のことばかり考えてたらもったいないぞ」
一見、ぶっきらぼうな大将は優しい言葉で諭してくれた。
店を出た後、編集長を置き去りにしたことを思い出す幸子。編集長が幸子と食べに行きたかった店こそ「くろば亭」。
俊吾にちゃんと別れを告げようと再び立ち入り禁止の場所へ。しかし、もう一度見た和男は全く別人(角田晃広・東京03)。いや別の顔だった。
幸子を懐かしいと言ったのは飼っていた犬のことだった。
全ては幸子の妄想が作り出したものだったんでしょうか。
やっと編集長は幸子を見つけるが、荷物を持った編集長を置き去りに幸子は走り出す。
「私はあら汁なりたい。今日という日は今日だけなのです。早く編集室に戻りましょう。読むべき原稿が私たちを待っています」
【実写ドラマ】『忘却のサチコ』4話の感想
今回はベテラン泉谷しげるさんのセリフが心に染みました。
毎回、高畑充希さんの意外なコスプレが登場しますが、今回は漁師町なのに、なぜか西部劇のロデオの格好でした。
それにしてもマグロ丼にアラ汁、かぶと煮とお魚尽くしが美味しそう・・・・・。
さて次回はどんなコスプレで楽しませてくれるでしょうか?
『忘却のサチコ』5話のあらすじ
姿を消した婚約者・俊吾(早乙女太一)を忘れられない幸子(高畑充希)を見かねた後輩・橋本(逢沢りな)は「過去の恋愛を忘却するには新たな恋!」と合コンに誘われる。
幸子は橋本の熱心な誘いに、俊吾を忘れるために合コンに初参戦することに!
橋本が合コンでの「モテる技術」を伝授するも空回りしてしまう幸子。そして、ついには大暴走してしまい…!?
そんな中、合コンで幼馴染・梶(清原 翔)と再会することに!梶から「佐々木は俺の初恋の人や」と打ち明けられた幸子。偶然の再会と告白に戸惑いながらも、新たな恋に踏み出すべく、梶とのデートに挑む幸子だったが…
幼馴染の登場と共に“なつかしさ”を呼び起こす給食の定番が登場!さらに、誰もが知るなつかしの昭和グルメ・ナポリタン!
一味違う「大人ナポリタン」とは!?
【実写ドラマ】『忘却のサチコ』5話のネタバレあらすじ&感想
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