【実写ドラマ】『忘却のサチコ』5話のネタバレあらすじ＆感想

さて今回は幸子が、後輩橋本に誘われて合コンに参加。橋本が伝授する合コン必勝法を活かして幸子は俊吾さんを忘れられる位のいい男と出会えるのでしょうか？　

【実写ドラマ】『忘却のサチコ』、第五歩「嗚呼！　懐かしの昭和グルメ」のネタバレ・あらすじをお送りします。

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『忘却のサチコ』5話のあらすじ

【実写ドラマ】『忘却のサチコ』5話のネタバレ

昔の男を忘れるには新しい男とつき合うしかない！

いつものように主題歌が始まったかと思いきやサビの部分で急に音声も画面もストップ。

なにごと？　と思っているうちに橋本玲奈（逢沢りな）の声が入ります。

「結局、結局ですよ。新しい恋愛をするしか過去の恋愛を忘れる方法はないと思うんです・やっぱり恋愛は上書きしていかないと——」

と橋本が給仕室で主張してます。

佐々木幸子（高畑充希）は橋本は過去の男について尋ねます。

「外科医と嘘をついてナース服を着させようとした男性のことは上書きできたんでしょうか？」

「へ？　誰ですかそれ？」

「すごい。本当に忘れている」

橋本は昔のことは上手に忘れられるタイプのようです。

だから合コンに参加すべきだと幸子を誘う橋本。幸子はのり気じゃない。

「そんなこと言わずに、新人賞の選考だと思えばいいんです。新しい才能を探すために一杯小説を読むでしょ。合コンも新しい人と出会うためのコンテストだと思えばいいんです」

「合コンのコンはコンテストのコン？」

「それは違いますけど……私は新しい出会いで幸子さんに前を向いて欲しいんです」

「私、合コンというものに参加したことなくて、どのように振る舞えばいいのか。ご指導をよろしくお願いします」

と橋本に頭を下げる幸子だった。

と、ここでタイトルがやっと出ました。

「忘却のサチコ」

合コン当日。

3対3の合コン。男性が一人遅れているが始まった。

乾杯の後、自己紹介が始まる。

橋本と幸子ともう一人の参加女性は野沢はな、アパレル勤務。

大阪出身。

「ほんま？　俺も大阪やねん」

と参加男性の一人中村が言うと二人は盛り上がる。橋本が

「大阪人、なんか面白いこと言って！」

と言うと、

「出た。関東の人間はこれやからな」と大阪の２人は共感し合う。

ごめん、ごめんと橋本はあやまる。

幸子は合コンに入る前に橋本から

「合コンでもてる技術」の講義を受けていた。

その１・まず相手の話をよく聞くこと。

自己紹介の時の内容は覚えておくこと。のちのちの話の中で話題を持ち出せば「覚えてくれてたんだ」と好感度が上がる。

幸子はみんなの会話を忘れないように議事録を残していた。

橋本の教えをはき違えていた。

幸子は野沢と中村が「関西人はこれやから」と言ったこれの意味を聞いた。二人の答えは「別に深い意味はない」幸子のとんちんかんな質問に妙な空気が流れる。

中村がビールを頼むと、幸子もビールを頼む。これは橋本の教えに従っていた。

その２・相手と同じ飲み物を頼むのも好印象を与える。

心理学的には同調行動と言う。人は同じ行動を取る人に対して好感を抱くと言う。

そこで幸子は誰かがお酒を頼むと同調して同じメニューを頼んだ。

橋本は動揺した。

「幸子さん、完全に間違っている……」

飲み過ぎて、たちまち酔っ払ってしまった。

「橋本さん、合コンのコンは混沌のコンなのですね」

幸子は眠くなって意識が遠くなった。そこへ、遅れてきた男性がやってきた。橋本も浮き立つ位の高身長でかなりのイケメンだ。幸子の顔を見てイケメンは言った。

「あれ？　佐々木？」

どうやら、顔見知りのようだ。幸子はそのまま眠りこけてしまう。

夢の中で俊吾との思い出が蘇る。

休日の夕方スーパーで食材を買って帰る二人。

俊吾は「おかえり、ただいま。おはよう、おやすみ。そういう相手がいつもいてくれる。そういう家庭を作るのが夢なんだ」と語った。

寝言で「おやすみ、おはよう」とつぶやく幸子。

「おはよう」と声をかけられて幸子は起き上がった。テーブルに俯せてそのまま眠っていた。声をかけたのは合コンに遅れてきた男性だった。他のメンバーは二次会のカラオケに行ったと言う。

「俺のこと覚えてる？」

と男性は聞く。幸子は

「すいません。現在、アルコールの過剰摂取により、脳の回転がいちじるしくおぼつかない状態で」

「空きっ腹で飲むからや」

男性は、外で何か食べようと幸子を誘った。

二人が食べたのはフードトラックの「揚げパン」だった。

「ふわっふわだ。ふわふわもちもちのパン生地に、きなこの甘さがほどよくしっかり溶け込む。幸せ」

「揚げパンて戦後にできた東京の給食のメニューなんやて。お腹すかした子供たちにこんなうまいもん考えるやなんて、ええ人やったんやろうな」

「だから揚げパンはこんなに優しい味なのね。小学校の時、給食で一番好きだった揚げパン。食べれば食べるほど懐かしさが込み上げてくる」

幸子の脳裏に小学生の頃の思い出が蘇る。一緒に下校した男の子の顔が浮かび、幸子はやっと思い出した。

目の前の男性は、小学の同級生・梶幸聖（清原翔）だった。給食の時に、牛乳を飲んでいる生徒を片っ端から笑わせて牛乳を噴き出させていた。梶は小学校を卒業すると、大坂に戻ったのだった。１６年ぶりの再会だった。

「ずいぶん成長されましたね。よく私だとわかりましたね」

「わかるわ。お前全然変わってへんし。それに、佐々木は俺の初恋の人やから……」

幸子は驚いてあんぐりと口を開けた。

合コン翌日・朝・編集部

「幸子さん、あの後どうなりました？　あのイケメンと」

「デートに誘われました」

驚き喜ぶ橋本に、幸子はデートでの振る舞い方を教えてもらう。

「まずは服装からですね」

デート当日・よこはまズーラシア

幸子は全身白のワンピースに頭にリボンつき。ちょっと幼いロリータっぽい印象。梶君は寛大です。

「まあ、かわいいから、いいねんけど」

橋本流デートの心得・その１

「とにかく誉めまくる・誉められるのが嫌いな男はいません」

心得に従って、

「いいえ。私は可愛くなんてありません。可愛いのは梶君の方です。

世界で一位や二位を争うかわいさです」

「そうか。なんかあんまりうれしくないけど、ありがとうな」

幸子、小さくガッツポーズ。んー、何か勘違いしている………。それにしても梶君がいい人過ぎます。

ほめるということも何か勘違いしているようです。

橋本流デートの心得・その２

「さりげないボディタッチ」

橋本の指導の通り、梶の背中に指をあてようとする幸子。しかし肝心の具体的にどうタッチするのか聞いてなかった。

猿山の猿の毛づくろいを見て、梶が気がつくかつかないか程度に触る。相手が気がついてないので、ほぼ効果なし。

それでも小さなガッツポーズをする幸子。

橋本流デートの心得・その３

「相手の言うことを全て肯定すること。けして否定してはいけません」

「最後に必殺技を伝授しましょう」

橋本流デートの心得・その４

「上目遣い」

結んでいた髪を解き、赤色の眼鏡を外して、上目遣いした橋本はゆるふわ女子の魅力全開！

「かわいい……」

女子の幸子でさえ思わず口に出すかわいさです。

幸子は相手の言葉を絶対に否定しないという心得に従い、「子供の頃猿に似ていた」とか「平均より身長が高い」という梶の言葉を「おっしゃる通りでございます」と謙遜しているのをそのまま肯定。なにか違うぞ幸子。

そして橋本伝授の必殺技！！　上目遣いはなぜかメンチを切った感じ……梶は戸惑いの表情を隠せません。

にもかかわらず、幸子は橋本に言われたことを全部クリアできたと確信し、４項目に全部チェックマークを入れてガッツポーズ！　いいのか幸子

幸子が似ているのは山嵐？　陸亀？

梶は山嵐を見て、幸子に似ていると言います。

「これでもか！　ってくらい身を守っているところが……似てる」

梶の言葉で動物園でデートした時の俊吾の言葉が蘇ります。

「陸亀、かわいい。幸子さんにちょっと似ている」

「俊吾さんの目には私がそう見えているのですか？」

「一生懸命、一歩一歩確実に歩いて行く。そういうのいいなって思う」

幸子は俊吾にもらった亀のキーホルダーをいまだに愛用していました。そのキーホルダーが手からこぼれて、地面に。拾おうとして、梶と手が触れてしまった。思わず梶を突き飛ばす幸子。

「す、すみません」

「今日のお前、おかしいで。なんか無理してんのちゃうか？」

幸子は俊吾に逃げられてしまったことをうち明けます。それを上書きするために梶とのデートに応じたことも。

（嫌われた……当たり前だ。私、最低だ）

無言のまま、動物園を後にして町を歩く二人。

「もうちょっとだけええか」

立ち止まった梶が指をさしたのは喫茶店「泥人形」

どこかなつかしい大人のナポリタン

梶が頼んだのは「ナポリタンスパゲティ」でした。

何か言いたげな幸子の言葉を制し

「ええから、まず食べてみて」

幸子は従います。

「いただきます」

「きれいなナポリタン。赤くてツヤツヤで」

「ここのナポリタンは子供の頃食べたものとはちょっと違う。ケチャップよりコクがある。」

「ここのナポリタンはケチャップだけじゃなくてトマトも入ってるんやて」

「なるほど、ケチャップ×トマトでこんなにもうまみとコクが。細めのパスタにしっかり旨みが絡みついて口の中で広がっていく」

「子供が好きな味から大人がハマる味へ。だけど全く知らない味じゃない。どこか懐かしさもある。成長したナポリタン。大人になったナポリタンなのね」

テーブルのPOPにはナポリタンの発祥はイタリアではなく横浜だと書いてある。

「ケチャップ入りスパゲティを思いついたのが日本の人だなんて、ありがたい！」

と手を合わせる幸子。

「ピーマン、タマネギの王道食材に、隠し玉で椎茸が。ベーコンとソーセージのＷ主演。そしてイカまで。ケチャップというリーダーがどんな具材も受けとめてくれるのがナポリタンなのね。なんて自由な食べ物なの。食べるのが楽しくなる」

幸子はさらに粉チーズをかけて味を楽しむ。

「完成された味に粉チーズの風味が足されてさらに成長した気がする！　ああ、大きめな具材。コクのあるソース。そして炭水化物のガツン感で口の中が大騒ぎだわ」

さらにタバスコを足す幸子。

「タバスコの辛みがトマト味にぴったり合う。この組み合わせは完璧だわ。タバスコのおいしさを日本の食卓に広めてくれたアントニオ猪木さんありがとうございます。元気があれば何でもできる！」

顎を突き出した高畑充希さんの可愛いこと！

「日本人ならDNAに組み込まれているこの味。まるで「三丁目の夕陽」つい叫んでしまうわ「おかあさん！」

幸子の心に幼い頃母和代が作ってくれたナポリタンの思い出が蘇った。思わず顔がほころぶ幸子。

「いい顔やな。今日一番の笑顔やった」

会計をもって店を出て行く梶。

「俺待ってるから、婚約者のことを忘れるまで。忘れたら一番に連絡して」

デート明けの編集部

顔も中身も最高の相手に今すぐ連絡しろという橋本。

橋本が梶に電話しようとするのを、幸子がスマホを奪い取ります。

「私はまだ……」

デスクに戻って、小林新一（葉山奨之）が幸子がデートしたことを気にかけている。「小林さんはデートとかしないんですか？」

「僕は気になる人がいるんで……」

気になる人？　ひょっとして幸子に気があるの？　小林！

【実写ドラマ】『忘却のサチコ』5話の感想

何気にモテモテの幸子。

何も言わず失踪した俊吾を思い続けるより、梶を好きになった方が絶対に幸せになりそうなんだけど。人の想いって、理屈通りにいかないもんですね。

今回は高畑さんだけでなく、橋本玲奈役の逢沢りなさんのゆるふわの魅力も全開で一粒で二度おいしいサチコでした。

次回は宮崎編。そこで俊吾に再会？　今度こそ本物でしょうか？次の話も楽しみです。

『忘却のサチコ』6話のあらすじ

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