記念すべき100作目となる、NHK連続テレビ小説『なつぞら』が2019年4月1日よりスタートしました。
この記事では、6月3(月)~6月8日(土)に放送される55話〜60話となる第10週『なつよ、絵に命を与えよ』のネタバレあらすじ&感想をご紹介していきます。
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第10週『なつよ、絵に命を与えよ』のネタバレ
朝ドラ『なつぞら』第55話
東洋動画の出勤初日。
亜矢美と選んだ服を着て出勤したなつ。
早速、即戦力として仕上げ課でセル画に色を塗ることに。
なつの席の隣には同い年の先輩・桃代(伊原六花)通称モモッチがいて色々と教えてもらった。
「なかなかうまいじゃない」
通りかかったセル画の監督者の先輩に褒められた。
「本当ですか?」
「これで何枚目?」
「一枚目です」
「遅い!丁寧なのは良いけど、スピード考えて」
早速指導されてしまった。
お昼休みになったので、休憩することに。
「モモッチ先輩は何枚書いたんですか?」
「私は10枚よ」
なつは、自分との差に驚く。
昼食を食べずに、絵コンテを読んでいると努と陽平がなつに会いにやってきた。
「ここの仕事が終わったら、俺達の仕事を見に来ないか?」
「良いんですか?」
「もちろんだよ、もう同じ社員なんだから」
就業後、努の元に行くなつ。
しかしちょっと、浮かれていたようだ。
アニメーターの大沢麻子(貫地谷しほり)通称マコとぶつかってしまった。
朝ドラ『なつぞら』第56話
彩色の仕事についたなつは、仕事終わりに努の仕事を見学した。
「このパンダっていう動物、なまら可愛いです」
「見たことはあるの?」
「ないですけど、このキャラは可愛いです」
「それなら書いてみたら?そこのごみ箱に入っているのは全部書き損じだから持って帰っていいよ」
なつは何枚かパンダの絵を持ち帰り、家で練習した。
アニメーターの主軸である原画を書ける作画担当は、今は2人しかいない。
努と昇だ。他の人はセカンドという役割で、原画と原画の間の動きを書いていくのだ。
それをアニメーターが、さらに細かく書いて動画にしていく。
なつは亜矢美のコーディネートで毎日オシャレに出勤し、仕事終わりは作画課の見学をして帰宅した。
「ただいま」
「お帰り。どうだった」
「疲れたけど、楽しかった」
「それは良かった。奥にご飯つくってあるから、食べてお風呂行っておいで」
なつは亜矢美と咲太郎に囲まれて、楽しく暮らしていた。
そんなある日、仕事終わりに作画課に見学に行くと・・・
マコとアニメーターが言い争っていた。
「どこが駄目なんだよ」
「もういい、私が書く!」
それで捨てられた絵をなつは持ち帰ろうとした。
そこにマコがやってきて、なつにいちゃもんを付ける。
「何なの、そんなにオシャレしてきて。
会社の男はみんな私のものみたいな顔して。男漁りに来てるんだったら私の前に現れないで」
仕事が情熱的すぎて、イライラしていたマコに当たられたのだ。
なつは初めて会社の人間関係という物を体感したのだった。
朝ドラ『なつぞら』第57話
先輩の絵を持ち帰り、自分の勉強に役立てるなつ。
マコに目をつけられ、おしゃれな服装は男漁りのためだと勘違いされてしまった。
しかしなつは、必死に絵の練習を深夜まで続ける。
この日は、マコがボツにした堀内の動画を持ち帰り、なつなりに書き直した。
「なつ、飯も食わずに何やってるんだよ」
「え、もう23時?ごめんなさい」
亜矢美がつくってくれた夜食を食べながら、咲太郎と話す。
「これは?仕事か?」
「まだ仕事じゃないんだわ」
「そうか。程々にして寝ろよ」
翌朝
亜弥美が服を見立ててくれるが・・・
「駄目です。派手すぎます。おしゃれは誤解されますから」
「誤解?どんな」
「男の人を意識してるって」
「認めるの?」
「認めません!」
「ならどうするんだい」
「いっちゃって下さい」
そうして今日もおしゃれに出勤した。
昼休みに絵コンテを確認するなつ。
「奥原さん、ちゃんとお昼ご飯食べなさいよ。服には気を使うのにね」
監督係の石井に注意される。
「石井さん、私の服装って駄目ですか?」
「良いんじゃない?絵を書く人間にはそういう人多いもの」
そこに入れ替わりでマコがやってきた。
マコはなつの机にあった絵を見て驚いた。
「これは?何で彩色の子の机に」
「そこは奥原さんの机ね。あの変わった服装の子よ」
一方なつは、庭で下山と話しながらパンを食べていた。
「あの、下山さんから見て、大沢さんって怖いですか?」
「マコちゃん?全然怖くないよ。彼女は優秀で熱心なだけ。
マコちゃんはアニメーションに大事なものを最初から感覚でわかってる人なんだ。
アニメーションは魂を吹き込むんだ」
アニメーターは絵に命を吹き込むのが仕事だと下山に教えられたなつは、美味しそうにパンを食べていた。
朝ドラ『なつぞら』第58話
なつの練習用の動画の絵を見たマコは、堀内が書いたものをなつが持ち出したんだと思い込む。
「モモッチさん、ここにあった動画の紙知りませんか?」
「それなら大沢さんが持っていったわよ。あなた勝手に持ち出したんですって」
ごみ箱から拾ったものなのに勘違いされてしまった。
急いで作画課に向かうなつ。
そこではマコが堀内に絵のことを確認していた。
「これは堀内くんが書いたんでしょう?
この絵、良いと思う。すごく良い!
これよ、私が欲しかったのは。できるじゃない」
「これは僕のじゃない。こんな稚拙な絵を書くと思われていたなら侵害だな」
「じゃ、誰が?」
「あの、すいません。それは私が書きました」
「なっちゃんが書いたの?どれどれ」
下山と努が見に来た。
「なるほどね」
「彼女は今は彩色にいるけど、本当はアニメーター志望なんだ」
昇に紹介する努。
マコは新人の彩色のなつが書いたものに心を奪われたのかと、複雑な顔をしていた。
「どうして書いたの?」
「すいません、人に見せるつもりはなかったんです。勉強のために、ごみ箱から拾って書いたんです」
「だからどうして」
「そのキャラになりきって書いたんです」
昇は大声で笑った。
「これ、使ってもいいよね」
「はい、ありがとうございます。堀内さん、勝手にすいませんでした。よろしくおねがいします」
なつの誤解は解けた。
「なっちゃん、もう彩色に戻りなさい。今はそれが君の大事な仕事なのだから」
努に促され、なつは仕事に戻っていった。
努と昇は上層部になつのことを掛け合った。
「元々この子は本来、作画課の試験に合格しているはずだったんだ」
「社長が反対したけどな」
「社長の誤解は解けてはいないよ。社長が忘れてくれてるだけだ」
「絵はまだ下手ですが、このセンスは素晴らしい。この子を成長させたいんです」
「仲(努)がそこまで言うなら。
もう一度作画課の試験を受けてもらうのはどうだろう?」
そして翌日
昼休みに努にご飯をおごってもらうなつ。
オムライスのケチャップを口の周りに付けながら頬張る。
「なっちゃん、君をもう一度試験しようと思う。
それに受かったら、君をアニメーターにしようと思う。どうだい?」
「やります。やらせて下さい」
朝ドラ『なつぞら』第59話
「君をもう一度試験しようと思う」
努のおかげで、もう一度試験を受けさせてもらえることになったなつ。
その日はご機嫌で帰宅した。
風車に戻ると雪次郎が来ていた。
「あらら、なっちゃん垢抜けたな」
「なっちゃんもここでご飯食べちゃいなさいよ」
咲太郎も交えて夕飯を頂いた。
また試験を受けて、合格したらアニメーターになれると報告する。
「なっちゃんはチャンスを掴んだんだな。頑張れよ」
そうしてなつは、試験までの一ヶ月間を必死に寝る間も惜しんで勉強した。
作画課から、勉強用の資料もたくさんもらった。
そんなある日、なつはマコに話しかけられる。
「アニメーター志望だったのね。早く言ってよ恥かいたじゃない。
あなたに前、恥ずかしいこと言ったでしょ、男の人を意識してるのが顔からにじみ出てるとか何とか・・・」
「はい、でも私の書いた絵にも同じこと言ってくれました。にじみ出てるって。
あの時は嬉しかったんです」
「そんなオシャレしてるからいけないのよ。
また試験受けるんだって。あの絵で?あなたには無理よ」
少し仲良くなったなつとマコ。
マコに無理と言われますます張り切って勉強した。
その頃北海道では、天陽が絵の展覧会で賞をもらったと陽平から知らされる。
なつは天陽にお祝いの手紙を出した。
天陽の家では、東京からなつは帰ってこないんだから、こっちで家族をつくりなさいと勧めていた・・・
そしてついに試験日。
養成学校で勉強した人たちに混ざって、特例で課題をこなしていった。
朝ドラ『なつぞら』第60話
作画課の社内試験を受けるなつ。
課題は15枚以上が条件のところ、30枚も書いた。
しかしラフ画が殆どで、クリンナップ出来たのは13枚だった・・・
努と昇も交えて、なつの審査を行う。
「書いた枚数はダントツです」
「このフニャフニャな線が、クリナップだというならな」
努はなつを売り込むが、上層部の反応はいまいちだ。
「ほとんど感で書いてるんじゃないか」
「そうなんです。彼女は誰からも絵を習っていないんです。
ですが、その感が備わっている子なんです」
翌日、努と昇がなつに結果を知らせる。
「結論から言うと不合格だった」
「分かりました」
「悔しそうじゃないね」
「悔しいです、でもそれは自分のせいですから」
「どうして動画をこんなに書いたんだい?」
昇が尋ねる。
「見たらイメージが湧いたので書きたくなったんです。
でもイメージに手が追いつきませんでした。それがもどかしくて。自分が下手なのがよく分かりました」
「動画の勉強は続ける?」
「もちろんです」
その後なつは仕上げの仕事をしながら、作画の勉強も続けていた。
その頃北海道では照男が紗良に求婚していた。
天陽、菊介も阿川家に行き沙良に照男をアピールする。
そこに照男がやってきて、熊かと思った弥市郎に鉄砲で撃たれそうになった。
「どういうつもりだお前ら」
「すいません。
沙良ちゃん好きです。結婚して下さい」
3人で頭を下げ、それぞれが持ってきたものを差し出す。
牛乳・バター・鮭。
「牛飼いの家に、酪農家の嫁に来て下さい。
食べることには一生困らせない。美味しい人生を約束します!どうか俺と一緒に生きて下さい」
「どうする沙良、撃つか?」
「撃たなくていい。撃つ時は自分で撃つから、嫁入り道具にそれ頂戴」
そう言って笑って了承してくれた。
手紙で知らせを聞いたなつも喜んだ。
しかしなつは、当分北海道には帰らないと宣言。
天陽はなつのことを待つべきか、他の人を探したほうがいいのかと悩んでいた。
第10週『なつよ、絵に命を与えよ』の感想
照男兄ちゃんおめでとう!
プロポーズに花束ではなく、鮭とは十勝らしいですね。
なつの試験結果は残念でした。
でもマコとも打ち解けたし、自分の課題も見つかったので前に進めていると思います。
努が世話焼きなお兄ちゃんって感じで、頼りになりますね。
服がおしゃれなのは、なつのモデルになっている奥山玲子さんが、毎日違う服を着て出社してきたという事実があったからですね。
垢抜けすぎて、十勝の家族が見たらびっくりするでしょうね。
朝ドラ『なつぞら』各話の情報
- 第1週・1話〜6話『なつよ、ここが十勝だ』
- 第2週・7話〜12話『なつよ、夢の扉を開け』
- 第3週・13話〜18話『なつよ、これが青春だ』
- 第4週・19話〜24話『なつよ、女優になれ』
- 第5週・25話〜30話『なつよ、お兄ちゃんはどこに?』
- 第6週・31話〜36話『なつよ、雪原に愛を叫べ』
- 第7週・37話〜42話『なつよ、今が決断のとき』
- 第8週・43話〜48話『なつよ、東京には気をつけろ』
- 第9週・49話〜54話『なつよ、夢をあきらめるな』
- 第10週・55話〜60話『なつよ、絵に命を与えよ』
- 第11週・61話〜66話『なつよ、アニメーターは君だ』
- 第12週・67話〜72話『なつよ、千遥のためにつくれ』
- 第13週・73話〜78話『なつよ、“雪月”が大ピンチ』
- 第14週・79話〜84話『なつよ、十勝さ戻って来い』
- 第15週・85話〜90話『なつよ、ワクワクが止まらない』
- 第16週・91話〜96話『なつよ、恋の季節が来た』
- 第17週・97話〜102話『なつよ、テレビ漫画の幕開けだ』
- 第18週・103話〜108話『なつよ、どうするプロポーズ』
- 第19週・109話〜114話『なつよ、開拓者の郷(さと)へ』
- 第20週・115話〜120話『なつよ、笑って母になれ』
- 第21週・121話〜126話『なつよ、新しい命を迎えよ』
- 第22週・127話〜132話『なつよ、優しいわが子よ』
- 第23週・133話〜138話『なつよ、天陽くんにさよならを』
- 第24週・139話〜144話『なつよ、この十勝をアニメに』
- 第25週・145話〜150話『なつよ、千遥よ、咲太郎よ』
- 最終週・151話〜156話『『なつよ、あっぱれ十勝晴れ』』
【見逃し配信】朝ドラ『なつぞら』1話から最終回までのあらすじ・キャスト・ロケ地・無料動画まとめ
記念すべき100作目となる、NHK連続テレビ小説『なつぞら』が2019年4月1日よりスタートします! この記事では、朝ドラ『なつぞら』1話から最終回までのあらすじやネタバレ感想を追いかけていき、キャス ...
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