『天 天和通りの快男児』の実写ドラマ7話では、東軍の一角、ガン牌の銀次が破れ、3名になってしまった東軍の天、赤木、ひろゆき達が西軍への反撃の狼煙を上げ、ひろゆきの成長が垣間見えます。
また、東西ともにイカサマ技の応酬もみられるので非常に面白いですよ。
当記事では『天 天和通りの快男児』7話のネタバレあらすじ＆感想・実写ドラマ版の評判をまとめています。
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天 天和通りの快男児7話のあらすじ
西軍の激しい攻撃、ひろゆき窮地に陥る
銀次が脱落した東軍に対して原田は「1人は1局終わるまで固定、後の2人は10順毎に交代する。3人でグルグル交代すると牌の見せ合いになってまうやろ」と提案。天も了承する。
「まさか、銀さんが消えるなんて」とショックを隠せないひろゆき。
赤木はドラが僧我に流れ、聴牌したことに気付くも、僧我の和了牌である七萬は赤木の手に三枚。「ツキがなかったな。お前の待ちはすでに死んでいる」とリーチをかける。
僧我はそのリーチで赤木の手に自分の和了牌、七萬が赤木の手の打ちに3枚あることに気付く。
ここで僧我は「受け取れ赤木」と牌のすり替えを行い、手の内の七萬を山に戻すイカサマを行う。
本来僧我の手の内あるはずの4枚目の七萬を引いた赤木は「やりやがったな、僧我」とイカサマに気付く。
僧我は「ここからがみもの。赤木はこういう挑発的な真似をされて、黙って引き下がる男じゃない。この送ったドラ、上がれるものなら上がってみろ」と挑発的な手段をとるも赤木はツモ和了りせず。
「やなりな、小僧（ひろゆき）がこの場にいるからだ」と赤木がひろゆきの点数が減る為、和了を見逃したことを確信する。
そして「引いた。和了るべき時に和了っていかないと、泣きを見るというのが勝負というものだな。赤木よ。目を覚ましな。他人の尻拭いなんて真似してると死ぬぞ」と僧我がツモ和了りする。
この僧我の跳満以降、流れが西に傾き、西軍のツモ和了りが続き、東軍の点数は削られていき、ひろゆきは残り3000点と崖っぷちに立たされる。
天才赤木しげる、東軍の好機を呼ぶ
原田が大きい手で聴牌するも赤木は強気に危険牌をきっていく。これに対して原田は赤木の手もでかいと推測する。
六萬のドラぎりでリーチをかける赤木。原田はこの六萬で上がれば手が小さくなってしまうので見逃すか悩むも、赤木の強気な姿勢をみて、ここは安手でも和了るしか無いとロンする。
これを赤木の後方で見ていたひろゆきは「凌いだ。赤木さんのプレッシャーに原田が屈した。赤木さんの薄気味悪い捨て牌と気迫に押され、和了らざるおえなかった」と気付く。
赤木は聴牌せずリーチをかけたブラフのノーテンリーチであり、流局になれば8000点の罰符になっていたが、自爆覚悟のノーテンリーチで場を凌いだのだ。
次の局で10巡目で赤木と天が入れ替わる際に僧我と原田はお互いの2牌同士を交換するイカサマを行う。
これに「やりやがった」と気付いたひろゆきは聴牌するも、警戒して安全牌をきり「意地でもふらない。汚い麻雀しやがって」と意気込む。
しかし赤木がポンした事に対してひろゆきは「なぜ？安全牌の9筒は抱えておいたほうが？まさか、気付いていないのか！？席替えのタイミングで原田のすり替えを」とあせってしまう。
ひろゆきの心配どおり原田に「ロン、断么九ドラ3、満貫や」とロンされてしまった赤木だったが「どういうことだ？何がドラ3だって？」と言い放つ赤木。
なんとドラがすり替えられいたのだ。原田は「おどれっ！！」と怒りを顕にし赤木は不敵な表情、結果満貫届かずの和了になってしまった原田。
休憩室にてひろゆきが「まさかドラ表示自体をすり替えるとは、あの一瞬でそんな発想は・・・」とつぶやく。
「俺の意志じゃなく、ただ手が走っただけだ。勝負の最中は頭など使わず、ただ感じて準ずればいいのさ。今この時しか無いという好機に準ずる。その気持が好機を呼び、はぐくみ、育てる。結果的に勝ちへの道を開く」と赤木。
「この好機、逃しちゃならねぇ！これから東の逆襲だ！」と鼓舞する天。
東軍の反撃
最高の形で聴牌して赤木と交代するひろゆき。しかし四萬の4枚目を握り暗槓をしなかった赤木に驚くひろゆき。
更に赤木は三暗刻の手を無くしたリーチをかけ、安手になり、振り込まれる可能性も低くなってしまったことに不信感を抱くひろゆき。
赤木の捨て牌をみたひろゆきは「完全なムダヅモ」と嘆く。しかし赤木は「カン」と先ほどの四萬をカンする。これが通る（リーチ後ツモ牌以外でのカンは違法）。
原田からロンした赤木を見て、ひろゆきは「本来はリーチの後に待ちを変えて、カンをしてはいけない。違法のカンで原田を削りとった！」と気付く。
赤木は淀みのない違法カンで待ち牌を代えてしまっていた。ひろゆきは「迷彩はリーチの前に作るもの。それが麻雀の前提条件。赤木さんは前提そのものをひっくり返した。逆転の目さえ」と驚き称賛する。
化け始めるひろゆき
赤木のノーテンリーチ、違法カンで流れは東軍に傾きはじめる。
「調子に乗りやがって」と天とひろゆきの手に苛立つ僧我。ひろゆきに対して「どんな勝負手が入っていようと、残り3000点でビビっとる小僧が打つなら怖くない。いよいよとなれば奴はおりる。この局は貰った」と舐めきっている僧我。
赤木が聴牌したと感じ、自信も満貫の手で聴牌した僧我が「ここは赤木とワシのサシ勝負だ」とひろゆきのことは無視した様子。
しかし「ポン」と鳴いたひろゆきに「小僧も聴牌、染めに行ったか。面白い、そんなに死にたきゃ討ち取ってやる」と倒す気満々。
ひろゆきの捨て牌をみた僧我、天、赤木は異変を察知する。僧我は「今まででは考えられない打ち筋」とひろゆきの変化に気付く。これに警戒した僧我は「ここで無理してもしょうがない」と原田の満貫に届かない安手に振り込み安全作をとる。
だが、ひろゆきに跳満でダブロンされる。
「ここまで慎重だった小僧がなぜここまで捨て身の打ち回しを。答えはたぶん赤木の手にある。赤木のあの手、恐らくブラフ。赤木は自分の和了などはなからない。小僧の援護のため、身を削っていた。それが小僧の心をうったんだ。伝わった。赤木しげるの究極の感性。精神。まずいな」と警戒する僧我。
その打ち筋を見ていた天は「ひろゆき、化けたな」と嬉しそうな表情。
<天 天和通りの快男児 7話の感想
第7話は東西ともにイカサマ芸の応酬となりましたね！しかし相手のイカサマを「卑怯な」と言うひろゆきですが、味方のイカサマを称賛するところはまだまだ甘っちょろく感じますね。
派手な技で西軍が仕掛けると赤木がクールにやり返すといった感じでしょうか。そしてそれを近くで見ていたひろゆきが化け始めた！こういう成長の瞬間は何時見てもワクワクしますね！
ここまでは足手まとい扱いされていたひろゆきですが、赤木の背中をみてどんな成長をみせるのか非常に楽しみです。赤木もあえて一歩引いたところで戦っているように見えますが、本気を出したらどうなってしまうのか。
そして今回の天の名言は「俺の意志じゃなく、ただ手が走っただけだ。勝負の最中は頭など使わず、ただ感じて準ずればいいのさ。今この時しか無いという好機に準ずる。その気持が好機を呼び、はぐくみ、育てる。結果的に勝ちへの道を開く」でしょう。
まさに「理」とは対象的なギャンブルの精神といったところでしょうか。一言でいうと「掴んだチャンスは逃すな」というところですか。沁みますね。
次回の8話は東軍の怒涛の反撃で西軍の点数を削っていきます。
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